音楽を聞く新しいスタイルに――?定額音楽配信サービス(サブスクリプション)を徹底比較!

【音楽配信サービスとは?】

かつて、音楽を聴く形といえばCDやMDといった物理メディアが中心でしたが、昨今ではダウンロード配信が中心になっています。
さらに昨今では、アプリケーション等を通じて、主にストリーミング配信で音楽が聴き放題といった音楽配信サービスが人気です。サブスクリプションサービスとも称されます。
世界的にはSpotifyやAppleMusicといったサービスが人気ですが、あのAmazonもプライム会員向けにPrime Musicというサービスを提供し始めており、サービス自体が群雄割拠の時代にあるとも言えます。

曲ごとのダウンロード配信とは異なり、聞きたいアーティストや曲が必ずしもそのサービスで配信されているとは限らない点がネックですが、興味がある程度のアーティストの曲も気兼ねなくフルで聴くことができる点や、1曲あたりの費用対効果という意味ではダウンロード配信の比ではないように思います。

今回は、日本でも提供されているSpotifyとAppleMusicといった世界的サービスに加え、邦楽に強みのある日本独自のサービスであるレコチョクBESTについて比較解説していきたいと思います。

【Spotify】

配信曲数:4000万曲
利用形態:スマホアプリ
強みのあるジャンル:全般
無料体験:あり(フリープラン)
月額料金:980円(一人用)

世界最大のサブスクリプションサービスであるSpotifyですが、その最大の強みは無料で利用できるフリープランに制限がないことでしょう。

4000万曲以上の楽曲に対し、無料のフリープランでもフルで聴取することが出来ます。
フリープランではオフライン再生が出来ません。
また広告が付き、音質も若干下がるという点はありますが、BGMとして流し聴きするようなレベルではまったく支障はありません。

世界最大のサービス網を生かして世界各国の楽曲がライブラリに収録されており、ジャンルを問わず利用していただけるのも強みです。何より、そのライブラリにアクセスできるフリープラン(無料)でその実力を試すことができるのが魅力です。

https://www.spotify.com/jp/

【AppleMusic】

配信曲数:5000万曲
利用形態:PC(iTunes)・スマホアプリ
強みのあるジャンル:洋楽
無料体験:あり(3ヶ月)
月額料金:980円(一人用) 480円(学生)

Appleが母体ということもあり、単なる配信曲数ではナンバーワンで、iTunesを通じてパソコンでも利用可能なのが魅力のAppleMusic。

ネックに邦楽の品揃えが若干手薄という点がありましたが、企業規模や販売網を生かして急速に日本市場への対応を進めています。

Spotifyのそれと比べてAppleMusicの無料体験期間は3ヶ月と制限がありますが、有料版とまったく同じサービスを体験することができるので、まずは利用してみて操作性などを確認することをオススメします。

https://www.apple.com/jp/apple-music/

【レコチョクBEST】

配信曲数:600万曲
利用形態:スマホアプリ
強みのあるジャンル:邦楽
無料体験:なし
月額料金:980円(一人用)

邦楽に関しては海外発のサブスクリプションサービスの追随を許さないのがこのレコチョクBESTです。
日本企業の提供するサブスクリプションサービスということもあるでしょうが、その名の通り、「着うた」全盛の時代からレコード会社と直に繋がっていたという企業方針があるのでしょう。

Mr.Childrenなどの大物アーティストから、乃木坂46のようなアイドル、アニソンなどジャンルを問わず邦楽の品揃えがあるサービスとなっています。

SpotifyやAppleMusicは海外発のサブスクリプションサービスなので、ジャンルよっては邦楽の品揃えが手薄になってしまう部分があるようですが、ここならそういうことはありません。反面、無料期間がなかったりとサービスの利便性が若干見劣るのは事実です。ともかく、邦楽しか聞かないという方はこのサービスで決まりでしょう。

http://recochoku.jp/best/

【音楽配信サービスに関するまとめ】

CDが売れない・ヒット曲がない時代と言われがちですが、こういったサブスクリプションサービスの展開によって、新たな音楽の楽しみ方が提示されたのは事実です。

 

Spotifyのフリープランなら永年無料、AppleMusicも3ヶ月無料の体験期間がありますので、まだこれらのサービスを利用したことのない方は、まずは体験してみてはいかがでしょうか。

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