【クラウドストレージサービスとは?】
クラウドストレージサービスとは、通常はローカル(HDDやSDD)や外部メディア(USBメモリ、磁気ディスク等)に保存するデータを、オンライン上のストレージ(≒クラウド)にアップロードして保存できるサービスです。
保存したファイルはアップロードした端末以外でもアクセスが可能で、データを持ち歩かなくても作業ができたり、外部とのファイル共有といった様々な用途が見込まれます。
今回はそのクラウドストレージサービスの中で、主要なシェアを占める4つのサービスについて比較検討することにします。
ここでは、主に個人向けのサービスに関する情報を記載しております。
【Dropbox】
無料版の容量 | Basic(2GB) |
無料版の共有機能 | あり |
無料版の付帯サービス | デバイス間でのファイル同期 |
有料版の容量 | Plus(1200円/月 1TB) Professional(2400円/月 2TB) |
有料版の付帯サービス | 全文検索、チャットサポートなど |
このクラウドストレージサービスの先駆け的な存在がDropboxです。
ローカルのフォルダにアップロードするだけで自動的にオンラインストレージとファイルを同期するといった簡易な操作性が魅力で、世界中で多くのユーザーを集めています。
無料で使えるストレージ容量としては他のサービスに比べて見劣りますが、ファイルを頻繁にアップロードしたり、外部とファイルを共有して作業すると言った点ではその操作性から最もスピーディーに作業が進むのではないでしょうか。
個人向けの他に企業向けのサービスも提供しており、個人向けに比べて高度なセキュリティ及び管理機能を提供しています。
【amazon crowd drive】
無料版の容量: | 5GB |
無料版の共有機能 | あり |
無料版の付帯サービス | 特になし |
有料版の容量 | 100GB(2490円/年) 1TB(13800円/年)ほか |
有料版の付帯サービス | 特になし |
ネットショッピング最大手のAmazonが提供するクラウドストレージサービスです。
基本的なファイル共有機能の他はこれといった機能がありませんが、単純なクラウドストレージとして利用する分としてはそのシンプルなユーザーインターフェースを含め利用しやすくなっています。
有料版の容量としてはほぼ上限がなく、個人で大量のファイルをどこかクラウドのストレージに投げたいという場合は重宝するかもしれません。
https://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=3077664656
【Google Drive】
無料版の容量 | 15GB |
無料版の共有機能 | あり |
無料版の付帯サービス | googleドキュメント、スプレッドシート等との連携 |
有料版の容量 | 100GB(250円/月) 200GB(380円/月) |
有料版の付帯サービス | 特になし |
急激にシェアを伸ばしているクラウドストレージサービスが、世界最大の検索エンジンGoogleが提供するGoogleDriveです。
単純に無料で使える容量が15GBと多いというアドバンテージもありますが、ファイルの共有だけでなくその編集すらオンライン上で可能という付帯サービスとの連携が魅力です。
例えば他のストレージサービスですと、XというワードファイルをAさんとBさんで共有する場合、それぞれのローカルにあるファイルXを、それぞれがアップロード及びダウンロード、または同期という形でやりとりするのが普通です。
ただGoogle Driveの場合ですと、付帯しているGoogleのサービス、Googleドキュメントを利用してオンライン上でファイルを双方向で編集することができるため、それぞれのローカルにファイルを用意する必要がないのです。
複雑なファイルの場合は上手くいかない場合もありますが、簡単なワードや表計算(エクセル)ファイルであれば、Googleドキュメントやスプレッドシートといったサービスを使うことで効率的に作業が進みます。
このように個人間の作業をする上では無料ストレージ容量の多さや付帯サービスとの連携が魅力で、急加速的にそのシェアを伸ばしています。
【Microsoft OneDrive】
無料版の容量 | 5GB |
無料版の共有機能 | あり |
無料版の付帯サービス | 特になし |
有料版の容量 | 50GB(249円/月) |
有料版の付帯サービス | office365(12744円/年)を導入すると、1TBのonedriveストレージを利用可能 |
こちらはマイクロソフトが提供するクラウドストレージサービスで、これといった特徴はありませんが、Windows環境下で使いやすいサービスということもあり、ユーザーの数は多いです。
【クラウドストレージサービスに関するまとめ】
以上、4つのクラウドストレージサービスについて説明しました。
単純に個人のファイルを保存するという意味では使い方のシンプルなDropboxやAmazon crowd driveで十分かもしれません。
Windows環境下では最初から導入されていることも多いonedriveでも十分でしょう。
Google Driveはその容量もさることながら、付帯するGoogleのサービスと連携することでパフォーマンスをさらに発揮します。
どちらにせよ、用途や保存したいファイルの種類によっても選ぶサービスは異なってくると思います。
基本的にどのサービスも無料で利用を始めることができるので、まずはそれぞれのサービスを体験してみることをオススメします。